上田宗箇流 和風堂特別公開に行って参りました

 本日、広島市西区古江の「上田宗箇流 和風堂特別公開」に行ってきました。広島浅野藩家老を勤めた上田宗箇ですが、上田家上屋敷の絵図を基に現代に甦らせた和風堂は江戸時代初期の武家茶を伝える貴重な建築だそうです。今回は「古田織部と上田宗箇」がテーマとのことで、織部ゆかりの名品を拝見させて頂きました。一番の見どころは「勢高肩衝茶入れ」(せいたかかたつきちゃいれ)。織田信長が自刃した本能寺の変の前日お茶会で使われたため変に遭い、焼け跡から発見され、後に古田織部→徳川家 等々と伝わったいわく付きの名品です。手に取ることはできませんが、歴史を彩った武将達の名品の数々を身近に感じることのできる、貴重な時間でした。
 今回、薄茶席と点心があるとは聞いていましたが、お屋敷の説明、お道具の説明など丁寧にして頂けたので、とても分かり易くて嬉しかったです。庭のしだれ桜が奇麗で、この季節ならではの楽しみもありました。
 出席者の皆さんの装いは着物の方が殆ど。訪問着や色無地が多かったです。私は鉄紺色の御召しに鳶色の袴でした。今日は広島もとても暖かく、道中の羽織も必要なくて丁度よかったです。

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