長谷川等伯展行ってきました

 5月9日まで京都国立博物館で開催された「長谷川等伯展」に行ってきました。混雑は予想していましたが、金曜日の8時延長時間帯(通常は6時まで)は少なめだろうという予想は大ハズレ、最後まで大混雑でびっくりです!延長は浸透しているんですね。
 長谷川等伯(1539~1610)は能登七尾(石川県)生まれ、主に仏画て活動ていましたが、30代で上洛(京都へ移り住む)。千利休、豊臣秀吉らから天井絵やふすま絵の依頼を受けるなど、狩野永徳率いる狩野派最大のライバルとなった絵師です。
 同時代の狩野永徳とは違い、等伯の絵は多く現存していて能登(石川県)の絵仏師時代には職人的で緻密な仏画が多く残されていますが、京都時代からは躍動感溢れる芸術的な絵画へと変貌していくのが感じ取れる展示でした。また、歴史書でもお馴染みの「武田信玄像」「千利休像」も長谷川等伯が描いたもので、紙や絵の具の質感まで見て取れるのはオリジナルならではの魅力。 武田信玄像は「以外と小さい!・・・。絵の具が薄くなっててはっきり見えない・・・」などなど。
 そして、日本絵画史上人気No.1といえば「松林図屏風」(国宝)。今回一番の目玉です。間近で生々しい筆さばきを見れるのもひとつの魅力ですが、やはり少し離れて見るものですね!間近で見ると雑に見える筆が、全体を眺めると抜群の効果となってまとまっている感じ。不思議な心地良さがあります。また松林図へ繋がると思われる「竹鶴図屏風」というのも見応えありました!
 3年前から楽しみにしていた「長谷川等伯展」。京都まで行って良かった[E:sign01]
着物を見る目も養えたはず[E:happy01]

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