花子とアン 結婚式の着物② 家紋と女紋 7月15日
花子さんの結婚式では家紋に注目しみてください。安東家の家紋は「丸に三つ柏」(まるにみつがしわ)、村岡家は「丸に木瓜」(まるにもっこう)です。はなの父・吉平、幽霊のじいやん・周造、新郎の村岡英治が黒紋付に羽織、袴の出で立ちで、それぞれの家紋を付けていたのは当然として、おかあやんのふじ、そして振袖のはな(花子)までも安東家の家紋「丸に三つ柏」を付けていたのを不思議に思われたかたもいらっしゃると思います。関東ではこれが普通で、女性も家紋(家の紋)をつけます(嫁ぐ前は実家の家紋、嫁いだら嫁ぎ先の家紋)。甲府から東京へ嫁いだ花さんの着物の紋はこの先「丸に木瓜」になります。参考:7月29日のブログ→
ところが主に関西以西では「女紋」と言って、代々実の母から紋(女紋 ※家紋ではない)を受け継いでいきます。例えば母親の紋が五三桐ならその娘(姉妹)が全員嫁いでも生涯姉妹の紋は五三桐なのです。息子は父親と同じ家紋というわけ。
蛇足ですが、私は関東で呉服屋修行して、広島の呉服屋を継いだので、最初はこの違いに戸惑いました(*´v゚*)ゞ。
ちなみに地主の徳丸家は「三階菱」みたいでした。
甲府なので甲斐源氏武田氏一族・小笠原氏の流れなのかも!?w(゚o゚)w???