大河ドラマ「軍師官兵衛」の着物
「糸の小袖」 NHK FaceBookページ参照
蜂須賀小六の娘で黒田長政の妻・糸の衣装は、絞り染めの小袖。 大名家の妻ともなれば、公の場では小袖の上に打掛(唐織や刺繍などの小袖)を着るのでしょうが、プライベートでは小袖に紐程度の細い帯で動きやすい姿です。 また、絞り染めは原始的な模様表現で、庶民的なもの。下克上の世をのし上がってきた武士の台頭で、安土桃山時代の象徴的な衣装を彩りました。「辻が花」と呼ばれる模様表現も絞りが高度に発展したものです。
辻が花の胴服(安土桃山時代)