あさが着た(NHK連続テレビ小説)の着物に注目!幕末〜明治 先ずは黒繻子の半衿
「あさが着た(NHK連続テレビ小説)」10月から始まりますね。
時代は幕末〜明治。やっぱり目が向くのは着物です!予告でも目に付くのが黒い衿ではないでしょうか。これは黒繻子の掛け衿。今の着物姿には見られませんが、単純に汚れ防止です。衿は汗で最も汚れ易い部分なのと、髪を結う為に使う鬢付油(びんつけあぶら)が衿に付いても目立たないようにする為の工夫なんです。主に庶民の習慣ですが、数少ない着物を大切に着ていたことがよく分かります。
今の着物も実は地衿(下地になる衿)に「掛け衿」を付けています。共布(着物全体と同じ色・柄・生地の掛け衿)なので、分かりにくいと思いますが、衿がヒドく汚れたら付け替えることができます。