藍色について。2020東京オリンピック エンブレム 「組市松紋」 地味だけど・・・確かに日本の伝統が感じられます。

エンブレム 「組市松紋」に決定しましたね。地味だけど、日本らしさを感じる力強いデザインだと思います。

藍色について:伝統的に「藍」は「紅」と並んで色そのものを表した言葉。例えば「二藍」と言った場合は青藍(藍)と赤藍(紅)を混ぜた紫を表します。また藍染は武具の染色にも使われ、生地を強くし、防虫や抗菌の役割を果たしました。何度も重ねて染められた黒に近い藍色は褐色(かちいろ・勝ち色 ※かっしょくとは違う)と言われて武士に好まれたので勝負のオリンピックにふさわしい色です。江戸時代には木綿の普及と相まって(木綿と藍は相性が良い)人々の暮らしの中(寝具、のれん、道具類、衣服など)に藍色が浸透し、幕末に日本に訪れた西洋人は町中に藍が溢れていることに驚き「ジャパンブルー」と表現したそうです。
国際的にも藍はジャパンブルーとして日本らしさを表現できる色だと思います。
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