絞り染めの技法

 ひと言で「絞り染めの着物」と言っても、デザインによっては様々な技法を使い分けてます。
「本疋田絞り」は鹿子絞りの極地。細かく摘んだ粒を絹糸で8回程度きつく巻きます(きぬたやは12回)。画像の通り「鹿の子絞り」より中心の点が小さく白目がくっきりシャープに出ます。
②一般に「鹿の子絞り」と呼ばれるのは綿糸で4回程度巻きます。
「一目絞り」は線を表現するのに用いられます。
「帽子絞り」は絵模様的に抜く表現に用いられ、芯を裏側に入れて表から防染します。
「桶絞り」(画像2)は比較的広い場を染め分ける技法です。
 それぞれの技法や工程によって職人さんが異なる分業制なので、総合プロデューサー的な業者が仕事をコーディネートして完成させます。

きぬたや絞り 技法
きぬたや絞り 技法

「藤娘きぬたや展」9月17日(金)〜19日(日)

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