南風原 野原織物工房 〜沖縄染め織り研修〜 

南風原では野原織物工房さんにも伺いました。野原俊雄氏(伝統工芸士)が一代で築き上げた工房で、花綜絖、手花織(ティバナ)、絣を併用した花織や、琉球絣、壁上布など製織されています。デザインは野原俊雄氏とその娘さんがされているとのことですが、デザイン、特に配色が見事だなと感じます。昨年、妻もこちらの帯を気に入って作ってました😄
ここでは若い職人さんも多そうで、更に織り手を募集されてました。業界全体の景気が思わしくない中、注文が多いようで驚きです。

昨年、当店の展示会て妻が気に入って作った花織の名古屋帯。その時は工房名を言われてもピンと来なかったのですが、工房に伺ったことで思い入れがまったく変わります!この帯は花綜絖(はなそうこう)、手花織(ティバナ)、絣が併用されてます。

野原織物工房を一代で築き上げた野原俊雄氏。

壁上布(夏素材の琉球絣):壁糸(かべいと)を平織りした薄手でサラリとした夏の着物地。壁糸は細い絹糸に太い絹糸がらせん状に巻き付いてるイメージの糸でザラッとした感触です。

ここでは手括りで絣つけをされています。私たちも「絣括りの解き体験」をさせてもらいました。解くとくっきり白く抜けてます。
機織りで横糸を入れる際、簡単に絣を合わせられるように、反物幅(両端)の印になる位置にも糸が括ってありました。

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