福岡の織物紀行「小倉織」 

[小倉織] 木綿の縞織もの 名古屋帯に注目!
小倉織は経糸の密度が高く丈夫なので、袴、帯、羽織などとして使われました。徳川家康が小倉織の羽織を着て鷹狩に出かけたことや、江戸時代「武士の袴は小倉に限る」などの記述があるそうです。 
現在、小倉織の名古屋帯は着物愛好者羨望の品となっています。

「豊前小倉織研究会」を訪ね、代表の大和恵子さんよりお話を伺いました。ここでは古法に習い和綿を手紡ぎし(手紡双糸)、植物染料で染めて手織りされます。手紡ぎ糸は機械紡績糸よりもしっかりと良い色に染まるそうです。縞のグラデーションのみで表現される小倉織りには無限の美しさがあります。


 木綿の手織り帯は締め易く緩まないのも特徴。
「綿はシワが残り易くないですか?」と質問してみたところ「20年以上締めているけど全く気にならない」とのことでした。糸に弾力性があると言うことだと思います。

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