着物染め替え+仕立て替え(色無地→羽織)
お身内から譲られた色無地。大きめの地紋が好まれた昭和後期のものと思われます。
ユーザー様のご身長では丈が短いのと、明るめのピンク色は着にくいと思われるので、染め替えた上で、羽織に仕立て替えることをご提案致しました。深めの海老茶色はオシャレにコーディネートしやすく重宝します。
古く茶色に変色した胴裏は処分して、新しいぼかしの「羽裏」を付けています。
◉注意点は「裄」と「袖丈」がユーザー様のお着物に合うように直せるかと言うことです。古い着物の場合、元々の反物幅が短くて裄が充分取れないことがたまにあります。袖丈も短く仕立ててあるものは縫い代が充分なければ指定通り袖丈が取れないこともあります。
また、「着物→羽織」の場合、衿は「天継ぎ」と言って、衿の真ん中で縦に縫い目が入ります。