民芸運動の旗手たち 〜河井寬次郎、芹沢銈介ほか〜

『民芸運動の旗手たち』 広島県立美術館 7月1日まで開催中

昨日、久しぶりに休みをもらって行ってきました。
  染織の分野では宗廣力三の郡上紬「どぼんこ染絣」(画像①パンフレットの格子模様の紬)を初めて間近で見ました。技法について説明書きがよく分からなかったのですが、一見後染めのぼかしに見える斜め格子部分が実は独自の先染め技法のようです。
 また、芹沢銈介の型絵染は色彩豊かな中にも深い味わいがあります。画像②左上。
 本展で一番おもしろかったのは、雑誌「工藝」(昭和6年〜昭和26年)の装丁(そうてい・参照)。表紙に手織り木綿や原始布、手漉き和紙などを使い、芹沢銈介の型絵染で表紙が染織さていたり、型漆で「工藝」の文字が表現されていたり、雑誌そのものが全て手作りの工芸品になっていたことです。そして毎月デザインが違うんです。これを月600部〜1,000部発行していたんですから驚きです。これ程手間の掛かった雑誌は古今東西ないのではないでしょうか。
 7月1日まで広島県立美術館で開催されているので、興味のある方は行ってみてください(o^-^o)。
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