NHK連続ドラマ「あさが来た」着物の話。 ドラマのモデルはあの三井家出身の広岡浅子。実際の浅子さんの小袖はスゴかったはず!
NHK連続ドラマ「あさが来た」ヒロインのモデルはあの三井家出身の広岡浅子。三井家と言えば、呉服商・越後屋を興した三井高利を祖とします。後の「三井財閥」や「三越」。
広岡浅子は三井出水家(明治以降は小石川家・ 三井本家5家の1つ)・三井高益の三女として生まれました。あの越後屋の系譜だけあって三井家の小袖(着物)の意匠(デザイン)には円山派など一流の絵師たちが関わり、友禅や刺繍技術も当代随一の職人によるものです。文化学園服飾博物館 には三井家伝来の小袖が集められているのですが、当時の栄華が偲ばれます。こちらの所蔵品は南三井家(三井本家の1つ)が中心なのかもしれませんが???、当然、浅子さんの実家・三井出水家の人たちも最高峰の小袖を着ていたはず!
・・・っと言うわけで、ドラマでの「あさちゃん」の衣装はどう見ても撮影用の軽めな感じですが(ごめんなさい<(_ _)>)、実際の浅子さんは大変なお嬢様なので、見事な小袖を着ていただろうと想像します。
文化学園服飾博物館編集発行 書籍より