広島県立美術館「京都市美術館名品展 うるわしの京都 あこがれの美」明治から昭和の着物姿に注目して見てみました
広島県立美術館で開催中の「京都市美術館名品展 うるわしの京都 あこがれの美」 を見てきました。「上村松園、土田麦僊、前田青邨、など72点の名品を通して、明治・大正・昭和にいたる女性像のさまざまな表現と変遷を紹介(広島県立美術館)」。
昔の日本女性がどんな風に着物を着こなしていたかを知るには、日本画を見るのも一つの手です。もちろん画家の創作部分もあると思いますが、時代の変化を感じ取ることができます。
[気づいたこと、?だったこと]
・帯締めが太い。 (※確かに池田重子コレクションを見ても昔の帯締めは太いです)
・大正までの色半衿・刺繍半衿から、昭和に入ると白半衿が多く見られる様です。
・昔は着物を重ねて着ることがあったようですが、重ね着した着物や長襦袢の袖口が着物からはみだしている絵が多くありました。実際に長襦袢の袖口がはみ出るように仕立てたのか?絵画的表現なのか?ナゾです(゚ー゚;。
・長襦袢の白半衿の更に下から、右だけ赤い衿がのぞいているのは何?幾つかの絵に見られました。⇒調べてみたら、舞妓さんの『赤裏襟返し』という風習みたいです。
2015年12月23日(水)まで開催中