陽明文庫展 〜近衛家1000年の栄華〜
熊野町 筆の里工房(広島)で開催中の「陽明文庫展」に行ってきました。国宝「藤原道長・御堂関白記」をはじめ、空海(伝)、後鳥羽天皇、近衛信尹(寛永の三筆)などなど教科書に出てくるような人物の書がずらり展示してあって、かなり見応えあります(ほとんど読めないけど^^;)。
また、書は掛け軸に表装されたものがたくさんありましたが、表装には刺繍裂が多く見られました。その中に明時代の裂と説明されてるものがあって「金駒刺繍は中国から入ってるんだ・・・」と初めて知るなど、呉服屋としても興味深かったです。
茶道具では千利休、武野紹鴎、古田織部、福島正則、などの茶杓が6本くらい展示してありましたが、茶杓箪笥(5段の引き出し)に31本の茶杓が納められている中の一部だとか。歴史が凝縮された箪笥があるなんて驚きです!
こんなに近くで歴史的な名品に出会えるなんて、とってもいい時間でした。11月15日(日)まで開催中。
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