礼装着物の準備は遅くても1ヶ月前から
訪問着や留袖など普段着ない着物の場合、何月何日に着ると分かった時点で早めにチェックしておくことをお勧めします。遅くても1ヶ月前にはタンスから出してみましょう。
1、カビや汚れのチェック 長くタンスの中に納めているとカビ臭がしていたり、シミが出来ていることがあります。
丸洗い(京洗い)やしみ抜きで対処できることも多いので、早めに呉服店か着物専門の京洗い店に持って行きましょう。
2、帯や小物合わせのチェック 着物を買う時に帯や小物まで合わせていても、いざとなるとどれとどれを合わせて買ったのか分からなくなったり、派手になっててとても合わせられないなんてこともあります。コーディネイトが分からない場合は早めに専門店に相談できるし、新たに必要なものがある場合は余裕をもって選ぶことができます。
また、着物ごとに寸法を変えて作っていると、一緒に作った長襦袢と着物でない場合、寸法が合わないこともあります。裄と袖丈が合ってないと長襦袢が表に出てしまうことになりかねません。
もちろん何年も着ることがない場合でも年に1〜2度は定期的にタンスから出してチェックすることをお勧めします。 ただし梅雨の時期は家の中も湿気が多いので、必要なければ無理に広げない方が良いでしょう。着物を広げるのは空気が乾燥した時期が適しています。