「藤娘きぬたや」手挿し染め
「きぬたや」の染色の特徴は、多彩な色彩、柄の立体感、緻密なぼかし染めです。一般に絞り染めの多くは染料の中に生地を浸して全体を染める「浸し染め(浸染)」ですが、「きぬたや」の「手挿し染め」はより高度な技を要します。
「手挿し染め」は生地が固く絞られたままの白目(しろめ)の状態に彩色する技法。小さな絞りの粒を慎重にかき分けながら筆で色を挿します。糸を解いた時の完成形を頭でイメージしながら、淡い色から濃い色へと幾重にも染め重ね、長い時間をかけて染めていくため、染色家には長年の経験と確かな技術が必要となります。
(きぬたや 公式Facebookより引用 https://www.facebook.com/kinutaya/)