「土蜘蛛浴衣」反物の柄配置 大きな柄

 「日本橋・三勝」の重鎮 清水敬三郎氏が晩年に手がけた注染浴衣「土蜘蛛」。通常の注染では不可能と思われる表現を見事に実現した力作です。蜘蛛や碁盤が大柄で配され、約1mごとに柄が反転するため(注染の特徴)、柄配置がとても難しい反物。
 お客様のご要望は①右肩に蜘蛛の顔 ②裾に碁盤(上前身頃) の2点。ただし全体のバランスも考えないといけないので、お客様の寸法から割り出して最適な柄配置を考えてみました。また、注染は表裏関係なく使えるので、少し工夫の幅が広がります(文字など左右が決まっている柄は不可)。
※お客様より掲載許可済み

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