きもの文化検定工房見学会 京友禅コース 平成25年

 昨日京都で「きもの文化検定工房見学会」と懇親会に参加してきました。4件の工房を巡り、着物の染めについて、浸染(しんぜん)、手描き友禅、機械捺染、スクリーン捺染、インクジェット染めを見させていただきました。通常、工房見学となると、手描き友禅など伝統工芸的なものばかりになりがちですが、実際市場には機械的な染めの着物がたくさん出回っているのに、ちゃんと説明できないと困ると思って、このようなチャンスを待っていたんです!
 機械染めは100年以上の歴史があることや、新しい技術であるインクジェット染めはプリンターにかけるまでに大変手間が掛かっていて、一見すると手描きと見間違えるほどよくできていることにも驚きました。それぞれに熟練の技術もいるし手間が掛かっているんですね。
 着物は伝統工芸、実用品というだけでなくファッションという側面もあるので、バランスをどうとりながら、どうやって良いものづくりをつづけていくか、産地も試行錯誤しているし、私もちゃんと皆さんに伝えないといけないと思っています。
 もちろん手作りの味わいがある着物を一番伝えていきたいです。
133koubou1 手描き
133koubou2 機械捺染
133koubou3 スクリーン捺染

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