「新島八重と幕末 」由良弥生著
来年のNHK大河ドラマは「八重桜」ということで「新島八重と幕末 」由良弥生著 を読んでみました。新島八重は同志社の創始者:新島襄の妻で知られます。
内容は幕末動乱の経緯と、戊辰戦争における会津戦争の悲劇について多くを割かれていましたが、会津の戦いは言葉では表現できないほど壮絶なものだったことが分かります。
八重はその会津戦争を男達をも率いて勇敢に戦い抜き、後半生は一転 福祉や茶の湯に生きました。強靭な精神と愛に溢れた魅力的な人物です。大河ドラマでは会津(福島)の気風が生んだ大人物を通して、現代を見つめ直すような骨太な内容になることを期待します。
この本は難解な表現はあまりなく、スラスラ読めます。とてもお薦め!