きもの文化検定祝賀会 座長のお話

 きもの文化検定の座長は千玄室・茶道裏千家大宗匠です。私も少しだけですが裏千家で稽古させて頂いているので、祝賀会でお目にかかれることは恐れ多くもあり、楽しみにもしていました。
 ご祝辞では「大変難しい検定によく合格されました」というありがたいお言葉、そして「海外に行くとどこの国の人も自国の民族衣裳を大切にしているが、日本人は大切にしていない。そもそも呉服屋が着物着てないんだから・・・。呉服屋がスーツ着て仕事してたら、着物買いたいなんて思わない(概略)」と呉服屋としては耳の痛いお言葉。(私も着物はよく着ていますが、最近はスーツが多いかな?[E:coldsweats01])
それから、茶道をされている皆さん、着物でお稽古しましょうね[E:happy01]。
 また大宗匠ご自身、検定問題をしてみられたことがあるそうですが(級は?)、かなりの高得点だったそうです。検定用に勉強されたわけではないでしょうから、予備知識だけで満点近く取れるとは相当な知識だと思います。茶道は総合芸術と言われますが、広くて深そうです。
 ”着物を深く理解し、生活に取り入れることで、自国の衣裳や文化を大切にする心につながる”というところに「きもの文化検定」の意義がある、ということなのかなと私なりに理解しました。
また記念写真の時、後ろから伺えた大宗匠の背紋:銀杏の陰紋が印象的でした。

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