沖縄染織紀行④城間紅型工房 琉球紅型の重鎮・城間栄順氏と城間栄市氏にお会いすることができました。
沖縄染織紀行最終日、首里城近くにある「城間紅型工房」を訪ねました。城間家は紅型三宗家の一つで300年の歴史があります。沖縄戦で紅型染めに使う道具、布、型紙までも全て灰になってしまいましたが、十四代 故城間栄喜氏の想像を絶するご努力で見事に復興させ、十五代 栄順氏、十六代 栄市氏へと受け継がれています。
●画像①②十六代 栄市氏より紅型の各工程を生地見本を使って説明して頂きました。
●画像③色挿しと隈取り。色挿しは伸子張りの状態で、隈取りは板の上で行います。いずれも2本の筆を使いますが生地に浸透しにくい顔料を使うため片方で色を置いてもう片方で生地になじませます。隈取りは紅型の深いぼかし表現に欠かせない作業。
●画像④十五代 城間栄順氏と。突き彫りの道具を研いでおられてます。寡黙な職人気質の方なので撮影許可だけ頂いて勝手に撮らせて頂いた感じ。