南風原花織 〜沖縄染め織り研修〜
首里の隣(南東)に位置する南風原(南風原)では南風原花織、琉球絣などが有名です。すべて手織りですが分業が進んでいることもあり、比較的リーズナブルです。先ずは「手織工房 おおしろ」さんへ。ここでは10台以上の機が並び、花織りはもちろん、花倉織り、吉野格子まで織られていました。一人の職人さんが機の準備(整経、綜絖通し、筬通しなど)から機織りまで行うそうです。
花織は「花綜絖(はなそうこう)」で手織りされます。地を織る綜絖(2枚)と花綜絖(8枚など)の上げ下げで柄が生まれます。10本ある踏木で綜絖を上げ、よこ糸を浮かせるパターンを変えていきますが、踏木の組み合わせで幾つものパターンが可能だそうです。
「花倉織り」は捩り織り(もじりおり)の絽(ろ)と花織の組み合わせ。地を織る綜絖2枚に加え花綜絖が複数あります。
捩り織りについて:地を織る綜絖は糸綜絖になっていて2本1組の糸が交差するように設計されています。